近世から近代への変遷（17世紀〜19世紀）: 江戸時代に入ると、日本と朝鮮は江戸幕府と朝鮮王朝の間で外交的な関係を保った。特に、対馬藩を通じた交易や通信が行われた。しかし、朝鮮は鎖国政策をとり、外部との交流を制限した。この時期、両国の政治や社会の変遷が、将来の緊張を予感させる兆しを見せた。 19世紀初頭には、日本が近代化と帝国主義の道を歩み、朝鮮も清朝の支配からの解放を模索した。甲申政変（1884年）や甲午農民戦争（1894年）など、朝鮮内部での動乱が勃発し、これが日本による朝鮮侵略の契機となった。 日清戦争と日韓併合（1894年〜1910年）: 1894年から1895年にかけて勃発した日清戦争は、清朝が朝鮮を手放し、日本が朝鮮を保護国とした。これに伴い、日本と朝鮮は日韓併合条約を締結し、朝鮮は日本